選考試験を無事に通過し、内定通知をもらったら承諾の返答をします。返答がないと、辞退したものと思われる事もあります。メールでもかまいませんが、見落とされるかもしれません。最も確実なのは担当者に電話し、直接意思を伝えることです。
内定をもらい転職先が決まったら、在職中の場合は退職しなければなりません。
退職の意思は直属の上司に、「相談」の形で伝えるべきです。退職願をいきなり出すのではなく、考えた末の結論で、意思はもう固まっていることを伝えます。円満退社のためには、2ヶ月前には退社の意思を伝えたほうが良いでしょう。就業規則で「退職日の1ヶ月以上前に退職届を提出すること」などの規定がある場合もありますので確認しておきましょう。また、看護師の場合は仕事が忙しく、対応や引継ぎの事も考えると出来れば2〜3ヶ月前、遅くともも1〜2ヶ月前には退社の意思を伝えましょう。
口頭で退職の意思を伝えるだけで退職できるものではありません。特にいらないとの事がない限り、退職届の形で書面にし、宛名は勤務先の代表(院長・理事長など)とし、上司に提出してください。退職届は公的な文書として扱われる事もありますので、よく確認し確実に提出しましょう。
担当業務の引継ぎ、残務処理などに無理がないよう予定を立てて調整します。退職日と転職先への入社日の決定は、現在の社内事情を熟慮することが円満退社へとつながります。どうしても入社日の調整が出来ない場合は、その旨を上司に伝え退職日の調整を願い出ましょう。
どの仕事を誰に引き継ぐのか、スケジュールを立てて、確実に行うようにしましょう。退職日の3日前までに終わるようにすると、予定外のことにも対応できます。
顧客、取引先に自分から退職することを伝える必要はありません。後任など今後の方針が決まらないうちから退職することを伝えるのは、混乱を招くだけです。直属の上司から通達があるまでは、伝えることは避けます。
返却すべきもの・受け取るものに不備があるとトラブルの元となりますから、確認し、返却し忘れや、受け取り忘れの無いようにして下さい。